これって食中毒?!異常な腹痛や下痢などが続いて、でも病院に行っていいものかどうかわからない…。そんな悩みのために知っておきたい情報が「主治医が見つかる診療所」で紹介されました。
食中毒の恐ろしさがわかるエピソードも…。ぜひ参考にしてください。
ある漫画家の壮絶な食中毒体験
・原因不明の腹痛から血便へ…
主にインターネット上で活躍している漫画家の窓ハルカさんは、23歳の時に壮絶な食中毒を体験しました。
ある日の午前11時頃、腹痛にみまわれました。普通の下痢かと思っていたら、いくら便を出しても腹痛が治まらない状態が続きました。
下痢止めを飲んだらおさまりましたが、その夜に激しい嘔吐と下痢にみまわれました。
翌朝症状改善しないため医者に行ったら「風邪だと思う」と言われたとのこと。
「なんだ風邪か」と思い、処方された薬を飲んで寝ようとしたが、
これまでに経験したことのない熱を伴う腹痛を感じました。
トイレに駆け込んだら、便ではなくなんと血が大量に出たのです。
翌日の3日目から入院しましたが1週間原因がわかりませんでした。
・原因はO-157だった
1週間後詳細な検査を行ったら「O-157」だとようやく判明した。
しかしこの間にハルカさんの腎臓機能が著しく破壊され、3週間入院して人工透析にかかることになりました。
そして、感染源はハルカさん本人もわからず、結局不明のままとなってしまいました。
・一歩間違えれば一生人工透析の生活に
腎機能がもう少し破壊されていたら、一生人工透析をする生活になっていたかもしれないハルカさん。
2ヶ月にわたって人工透析を続け、なんとか元気を取り戻すことができたのです。
・食中毒の原因菌によって潜伏機関が違う
O-157は3〜7日間。レバーなどの生肉が主な感染源。
黄色ブドウ球菌は1〜6時間。どこにでもいる細菌で、手洗いや加熱処理で予防可能。
カンピロバクター菌は2日〜7日。鶏、牛、豚などの生肉が感染源。
サルモネラ菌は8時間〜3日。卵に多い。
3日以上の下痢、血便、水分が取れない→医療機関へ!
・3日以上下痢が続く
・血便が出る
・水分が摂取できない
これらが一つでも当てはまったらすぐ医療機関へ行きましょう!
食中毒の予防法など
・とにかく生の肉を食べない!
お肉の加熱殺菌は基本です。また、肉を焼く箸と食べる箸を分けるのも重要。
・殺菌作用のある調味料など
生姜、わさび、しそ、梅干、お酢
万能ではありませんが、これらには抗菌作用がある食中毒を未然に防ぐ効果があります。
・下痢止めはダメ
食中毒の時には毒素を排出することが重要なので、下痢止めを飲むことはその逆をすることになってしまいます。
整腸剤や乳酸菌が含まれた錠剤を飲むほうがいいでしょう。
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